褥瘡|仙台市泉区の皮膚科|おがわ皮フ科クリニック

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褥瘡 DECUBITUS

褥瘡

褥瘡とは

褥瘡とは、身体の一部が長時間にわたって圧迫を受け続けることにより、その部位の血流が低下あるいは停止し、組織が不可逆的な障害に陥ることで皮膚や皮下組織が損傷する状態です。基本的には「床ずれ」とも呼ばれており、特に寝たきりなどで自分で体位変換ができない状況にある人に起こりやすい症状です。

症状

褥瘡には表皮レベルの軽い発赤や皮膚剥離がみられる1度から、真皮レベルの皮膚潰瘍が生じる2度、皮下組織まで達する3度、そして筋肉や骨まで達し骨が壊死してしまう4度などの段階があります。この他、皮下ポケットの形成があるとさらに治療を必要とすることがあります。

原因

褥瘡の危険因子としては、自立体位変換能力の低下、病的骨突出、関節拘縮、栄養状態低下、皮膚湿潤、浮腫などが挙げられます。

日常の注意点

予防としては体位変換やポジショニング、体圧分散マットレス・クッションの利用、食事内容の工夫、スキンケアや清潔の保持、合わせて栄養管理などが重要です。

Q

褥瘡は再発しますか?

A

予防策を適切に行えば再発は予防できます。

Q

褥瘡の治療にはどのような点に注意すべきですか?

A

感染管理や創の状態に応じた適切な薬剤の使用、また適切な湿潤療法が重要です。

Q

褥瘡の予防には何が効果的ですか?

A

体位変換や体圧分散マットレス・クッションの利用、食事内容の工夫、スキンケアや清潔の保持などが効果的です。