掌蹠膿疱症
掌蹠膿疱症とは
掌蹠膿疱症は手のひらや足の裏に膿を溜めた膿疱が繰り返しできる慢性炎症性の難治性皮膚疾患で、胸鎖関節部などに痛みを伴う骨関節症状を伴うことがあります。
症状
主な症状としては、小水疱が多発し、膿疱となって周りに紅い斑点(紅斑)やカサカサしたフケのようなもの(鯖屑)ができて広がり、症状が混在し、痛みやかゆみを伴うことがあります。
原因
発症原因は明らかになっていませんが、悪化因子としては、病巣感染や金属アレルギー、喫煙などが関与しているといわれています。
日常の注意点
膿を自分で出さないように注意し、喫煙を控えることが望ましいです。また、適切な外用療法の実施が重要であり、保湿や外用薬の適切な使用が求められます。
Q
掌蹠膿疱症は治りにくい疾患ですか?
A
はい、掌蹠膿疱症は慢性に経過し、治るまで3~7年かかるとされています。しかし、原因を見出し、適切に治療すれば、治らない疾患ではないと考えられています。
Q
掌蹠膿疱症の治療にはどのような外用療法がありますか?
A
外用療法としては、ステロイド外用薬やビタミンD3外用薬などがあります。適切な外用薬の使用が重要であり、症例ごとに効果が異なります。
Q
掌蹠膿疱症と似た病気はありますか?
A
掌蹠膿疱症に似た疾患としては、好酸球性膿疱性皮膚症やアロポー稽留性肢端皮膚炎、汎発性膿疱性細菌疹などがあります。それぞれ異なる治療方針が必要です。