とびひ
とびひとは
とびひ(伝染性膿痂疹)とは、黄色ブドウ球菌やレンサ球菌が皮膚の表面に感染し、紅斑とともに水疱・膿疱・びらん・痂皮を形成する皮膚疾患のことです。伝染性があり、他の部位や他人にも感染することがあります。
症状
水疱性膿痂疹の場合、水疱が形成され、かゆみを伴うことがあります。痂皮性膿痂疹では、痂皮を形成し、炎症が強い全身症状を伴うことがあります。
原因
主な原因菌は黄色ブドウ球菌やレンサ球菌であり、虫刺されやアセモを傷つけることで感染が始まることが多いです。高温多湿の環境が増殖を助長し、暖房器具や温水プールの普及で冬季にもみられることがあります。
日常の注意点
治療後もアトピー性皮膚炎などの肌荒れがあると再発しやすいため、肌荒れも同時に治療することが重要です。また、病変部を被覆して接触感染を防ぎ、他人に感染させないように注意することが必要です。
Q
とびひの治療法は?
A
ぬり薬を使用し、洗い流すことも重要です。抗生剤の内服や抗ヒスタミン薬の使用が行われることもあります。
Q
学校や保育園への出席はどうすればいいですか?
A
病変部をしっかりと覆って、他の児童に感染しないようにすることが重要です。治療処置がしっかりとされ、病変部位に触らないよう注意することで出席させても問題ありません。
Q
プールへ入ってもいいですか?
A
接触感染による疾患の性質から、病変部を被覆しておく必要がありますので、治るまでプールへの入場は控えることが望ましいです。