ほくろ
ほくろとは
ほくろ(色素細胞性母斑)にはさまざまな種類があり、大きく分けて良性・悪性があります。悪性の場合は全摘除手術が必要であり、悪性の種類によって適切な治療法が選択されます。主な種類としてUnna母斑、Miescher母斑、Spitz母斑、Clark母斑があります。
症状
良性のほくろは表面は平坦または膨らみ・こぶ状になっており、直径6mm以上の大きなほくろや不規則な形状、縁が不整、色がまだらなどがメラノーマ(悪性黒色腫)の疑いの指標とされます。
原因
ほくろの生成原因は不明ですが、後天的に出現するものと生まれつきある先天性の母斑があります。
日常の注意点
一見、ほくろに見えても、皮膚がんの可能性があります。代表的なものに悪性黒色腫があり、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
Q
ほくろ除去は痛みがありますか?
A
局所麻酔後に除去を行うため、痛みを感じにくくなっています。
Q
ほくろには遺伝性がありますか?
A
医学的には認められていませんが、親にほくろが多い場合、子どもにも見られるケースが報告されています。
Q
ほくろの再発の可能性はどのくらいですか?
A
切開手術では母斑細胞を深くまで取り除くため、再発の可能性はほぼなく、治療後は適切な経過観察を行います。