酒さ
酒さとは
酒さとは、ほほや額を中心とした赤ら顔が長時間続く皮膚の疾患で、敏感肌を伴うことがあります。繰り返す顔のほてりと発赤によって発症し、徐々にニキビに似た発疹も出てくることがあります。
症状
酒さには紫外線や飲酒、寒暖の差などの刺激による顔のほてり、赤み、ニキビに似た発疹が出現し、鼻が赤く腫れて鼻瘤(団子鼻)が形成されることがあります。
原因
酒さの原因は完全に理解されているわけではなく、皮膚の常在菌のバランスの乱れや血管及び神経の反応亢進、毛包虫の増殖などが関連しているとされています。
日常の注意点
酒さの改善にはスキンケアも重要です。摩擦を避けつつ、紫外線を遮ること、熱いお湯を避けることが重要です。また、刺激物や寒暖差などの悪化要因を避けることも大切です。
Q
抗生物質が酒さに効果がある理由は何ですか?
A
抗生物質には抗炎症作用があり、赤みや炎症を抑える効果があるため、酒さの症状を改善させると考えられています。
Q
抗生物質を長期的に服用することについて抵抗があります。大丈夫ですか?
A
酒さの場合、抗生物質は特定の細菌を標的としているわけではないため、抗生物質が効きにくくなるということはありません。ただし、抗生物質は副作用があるため、定期的な肝臓や腎臓の検査が必要です。
Q
酒さの治療期間はどのくらいですか?
A
重症度によって種々様々ですが、短期間だと数か月。長期だと数年に渡ります。